旅・イベント

山根の景色・四季

山根六郷とは、藩制時代、深田・木売内・細野・端神・下戸鎖・上戸鎖の六つ村の総称としてつかわれた名称。北上山地、遠島山、和佐羅比の山々の山襞にそった小さな里。

 縄文の昔から人々が暮らし、かつては「たたら製鉄」で栄え、久慈・野田海岸の塩や海産物を内陸へと運ぶ「塩の道」「べこの道」の要衝でした。

 この道をすすむ旅人を癒した山根の景色は、今も変わらず人々を癒しつづけています。 



散策 ・ トレッキング

塩の道

 その昔、牛の背に野田村産の塩を載せて山道を運んだ「野田塩ベコの道」をたどるウォーキングイベントが開催されています。昔、旅人が歩いた道を自分の足でたどってみると郷土の歴史への想いが深まっていきます。

 山根六郷は久慈・野田海岸の塩や海産物等を内陸へと運ぶ野田塩「べこの道」の要衝(駅場・馬継所)でした。

 のだ塩を背に負ったベコ(牛)と牛方たちが、何百年にわたって踏み固めてきたソルト・ロード(塩の道)の一部を、ハイキングできます。




たたらの道

 藩政時代、山根六郷はたたら製鉄で栄えていました。山根の道はたたらの道でもあったのです。山根の清流からは、今も砂鉄を採ることができます。木炭王国を誇った山根六郷も、戦後のエネルギー革命等により、人々の記憶から薄れ、隠れ里になりました。

 「たたらの道」をたどる散策も、山根ならではの旅の楽しみです。